スズメバチは喧嘩に強い、でも寒さに弱い

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夏の終わりから秋にかけて、必ずニュースに登場するハチがいます。スズメバチです。遠足中の児童が刺されたといったニュースを、誰もが聞いたことがあるでしょう。
 スズメバチと呼ばれるハチは、一種ではありません。日本では、六種ほどが普通に見られます。どの種も大型のハチで、攻撃性や毒性が強いものが多く、危険です。
 特に危険なのは、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、モンスズメバチです。ニュースになるのは、大概これら三種のどれかです。
 オオスズメバチは、日本最大のハチです。体が大きいだけに毒が強く、攻撃性も強いです。他種のスズメバチを襲って食べるほど強力です。巣の近くでなくても人を襲うことがあります。世界的に見ても最強のハチといえるでしょう。
 キイロスズメバチは、オオスズメバチよりも人里に適応しています。そのため、人と接触する機会が多くて、危険度が高いです。非常に大型の巣を作り、大集団で生活します。人家に巣を作ったと騒がれるのは、ほとんどがこの種です。
 モンスズメバチの攻撃性と毒性は、前二種に劣りません。他種と違って、夜にも活動することがあります。
 ヒトさえ襲うスズメバチは無敵に見えますね。けれども、決してかなわない敵がいます。寒さです。冬を迎えると、どの種もほとんどが死に絶えます。秋に生まれた女王バチだけが、孤独に冬を越します。冬の女王バチは巣を離れ、古い巣は二度と使われません。
 秋にスズメバチが騒がれるのは、死に絶える前の、最も個体数が多い時期だからです。大量の食物を要するため、ハチが神経質になる時期でもあります。積極的にミツバチの巣などを襲って、食物を確保しようとします。一対一の喧嘩では、ミツバチはスズメバチに勝てません。
 しかし、寒さに対しては、ミツバチのほうが強いです。ミツバチは集団で巣に籠もって越冬します。群れ全体で冬を乗り切るところが、スズメバチと違います。同じハチでも、自然界に適応するやり方は様々ですね。

図鑑には、オオスズメバチキイロスズメバチキボシアシナガバチ クロスズメバチ コガタスズメバチ スズバチヒメスズメバチモンスズメバチが掲載されています。ぜひご利用ください。

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このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2005年10月24日 00:09に書いたブログ記事です。

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