ミドリガメ(アカミミガメ)から病気がうつるのは本当?

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 最近、「ミドリガメからヒトに病気がうつって、重症になった」というニュースがありましたね。ミドリガメは、本当に病気の元になるのでしょうか?
 それを知るには、ミドリガメについて知る必要があります。正しい知識を得れば、病気から身を守ることができます。
 まず、ミドリガメという名は正式なものではありません。正式な名はアカミミガメといいます。皆さん御存知のとおり、アカミミガメはもともと日本にはいませんでした。本来は、北米・中米・南米に分布します。
 分布域が広いため、アカミミガメは、地域ごとに亜種に分かれています。亜種とは、種を分けるほどの違いではなく、同じ種の中で少しの違いがあるものです。日本に輸入されるのは、北米に分布するミシシッピーアカミミガメがほとんどです。
 北米のものに限らず、すべてのアカミミガメは、サルモネラ菌という細菌を持っています。サルモネラ菌は、食中毒などの病気の原因になります。これを読んでも、「やっぱりカメは危ないんじゃないか」と、早とちりしないで下さいね。
 サルモネラ菌はどこにでもいます。ヒトは普通に接触しています。サルモネラ菌を絶対に避けたいなら、無菌室で暮らすしかありません。つまり、普通に生活しているぶんには、危険ではない細菌です。
 サルモネラ菌が危険なのは、口から体内に入った場合です。ですから、食事の前に手を洗えば、危険はありません。食事前に手を洗うのなんて、普通ですよね。カメを飼っていても、普通のことをしていれば、病気にはなりません。
 「ペットから病気がうつった」というニュースが流れると、すぐにペットを捨てる人が現われます。これは許しがたいですね。一度預かった命は、たとえ病気を持っていたとしても、最期まで面倒を見るべきです。病気になったからといって、家族を捨てる人はいませんよね。ペットは家族と同じです。
 ちゃんとした飼い方をすれば、ペットと暮らすのはとても楽しいことです。アカミミガメを飼っている方は、ぜひ、彼らとのお付き合いを楽しんで下さい。


図鑑には残念ながらミドリガメ(アカミミガメ)は掲載されておりませんが、クサガメタイマイなど、カメの仲間が9種掲載されています。
ぜひご利用下さい。

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このページは、松沢千鶴が2006年3月13日 09:57に書いたブログ記事です。

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