一生同じパートナーと一緒に過ごす動物

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人間と同じように結婚し、一生同じパートナーと一緒に過ごす動物(哺乳類で)っているんですか?そのパートナーの子供しか産まないっていう動物っているのですか?教えてください。

 「人間と同じように結婚する」というのは、一夫一婦制で一生同じ相手と過ごす、という意味ですね?(人間の中にも、一夫多妻制や一妻多夫制、また恒常的な伴侶を持たずに男女とも自由に伴侶を変えてゆくという結婚制度が実在します)。
 ヒト以外の動物で、厳密に一夫一婦制を維持しているものを探すのは難しいです。というのは、ヒト以外の動物は、生活全体を観察し続けることが困難なので、本当にずっと同じ相手とだけ性的関係を持っているのかどうか、非常に確認しにくいからです。
 日本にいる哺乳動物の中では、キツネとタヌキが一夫一婦制で、つがいで協力して子育てをすることが知られています。しかし、一年のうちの子育て期間が終わると、つがいはばらばらで生活するようです。次の繁殖期になればまたつがいが形成されますが、このつがいが前年の相手と形成されるのかどうかについては確証がありません。キツネよりもタヌキの方がつがいの絆が強いらしくて、子育て期間が終わった後も一緒に行動しているのがよく目撃されています。
 もう少しヒトに近い動物では、ヒトと同じ霊長目に属するテナガザルの仲間が、一夫一婦制で同じ相手と長く過ごすらしいです。テナガザルは野生動物の中では寿命が長い方で、二十年以上生きるようです。このように寿命が長い動物は子供が成熟するのに時間がかかることが多いので、確実に子供を育て上げるためにオス・メスが協力し合う時間が長くなるようです。
 では、鳥類に目を向けてみましょう。鳥ならツルの仲間が生涯パートナーを変えないといわれてますよね。こちらのコラムでもご紹介しましたね(鶴の舞は何のため?(2006年01月03日))。
 哺乳類に比べたら鳥類の方がよっぽど子育てにオスが参加していますよ。どうして、哺乳類だけが知りたいのですか?

【次回に続く】

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このページは、松沢千鶴が2006年4月25日 00:03に書いたブログ記事です。

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