人家の頼もしい用心棒、アシダカグモ

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 夏は、生き物の活動が盛んになりますね。人間の身近にも、いろいろな生き物がいます。ハエやゴキブリなど、歓迎されざる生き物も多いですね。
 生き物が好きな人でも、家が害虫だらけなのは、遠慮したいでしょう。だからといって、殺虫剤を使いまくるのもいやですよね。人体にも環境にも悪そうです。
 そんな時、心強い味方がいます。アシダカグモというクモの一種です。
 「クモなんて害虫じゃないか」とおっしゃる方がいそうですね。でも、待って下さい。大部分のクモは、害虫ではありません。日本土着のクモで、人体に害を及ぼす可能性があるのは、ほんの一種か二種です。他のクモは、害虫どころか益虫です。多くの害虫を食べてくれます。
 アシダカグモは人家に棲みます。彼らは、人家の益虫の花形といえます。大型のゴキブリでも食べてくれるからです。
 皆さんは、家の中で、ヒトの手くらいもある大きなクモを見たことがありませんか? 脚が長くて、壁や天井をすばやく走るやつです。それがアシダカグモです。
 「見た目が気持ち悪い」と、彼らは嫌われがちです。ヒトを襲うのではないかと、心配されることもありますね。ヒトに対しては、彼らはとても臆病です。決して襲われることはありません。安心して下さい。
 『ヒトの手くらい』と書きましたが、実際には、そんなに大きくありません。心理的に、大きく見えてしまうだけです。それにしても、日本のクモの中では大きいほうです。あの大きさがあってこそ、大型のゴキブリを捕えられるのですね。
 アシダカグモは、南方系の生き物です。北海道や東北地方にはいません。北国の人が関東以南へ来た時、アシダカグモを目撃して、びっくりすることが多いようです。
 クモ嫌いの人にとって、アシダカグモは、悪夢のような存在でしょうね。しかし、どうか無差別に殺すのはやめて下さい。彼らは、害虫退治の頼もしい用心棒です。どうしても嫌なら、家の中の見えない場所に、そっと退去してもらいましょう。


図鑑には、アシダカグモが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 最近の日本では、生き物に触れる機会が少なくなりました。けれども、地方によっ... 続きを読む

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このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2006年8月25日 00:17に書いたブログ記事です。

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