深海のイカ、続々と生態を解明中

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 深海に棲む生き物は、私たちの想像を掻き立てますね。シーラカンスやオウムガイなど、深海生物は、よくニュースになります。
 深海魚には、奇妙なものが多いですね。けれども、深海の無脊椎動物のほうが、もっと奇妙に感じられます。深海には、無脊椎動物のほうが、ずっと多いのですね。激しい波が立たないからでしょう。体の軟らかい生き物が、棲みやすいと思われます。
 イカは、深海に多い無脊椎動物の仲間です。深海のイカといえば、ダイオウイカが有名ですね。二〇〇五年の九月に、「日本の研究チームが、ダイオウイカの生態写真を撮影した」ニュースが、世界を駆け巡りました。
 ダイオウイカだけが、深海のイカなのではありません。他にも、たくさんの深海イカがいます。ユウレイイカ、メナガイカ、ホウズキイカなど、名前からして面白い種が多いです。食用にされるホタルイカも、深海イカの一種です。
 日本では、深海の研究が進んでいます。二〇〇五年にダイオウイカを撮影したチームは、二〇〇六年の十二月に、ダイオウイカの動画撮影に成功しました。日本の国立科学博物館のチームです。
 同じチームが、先日、ヒロビレイカの撮影に成功したというニュースがありました。ヒロビレイカも、深海に棲みます。全長2m以上にもなる大型のイカです。ダイオウイカよりは小さくても、充分、巨大ですね。ホタルイカと同様、このイカも光ります。
 今回の撮影により、ヒロビレイカは、光をフラッシュのように使うことがわかりました。どうやら、強い光で、獲物の目をくらませているようです。こんな生態は、誰も予測していませんでした。びっくりですね。
 国立科学博物館のチームは、これからも、深海イカの研究を続けるそうです。興味深いニュースが、どんどんありそうです。わくわくしますね。
 ダイオウイカの動画撮影については、以下のページに詳しく載っています。PC版ですが、URLを明記しておきます。
小笠原諸島沖で釣獲された「ダイオウイカ」について(国立科学博物館 動物研究部 動物第三研究室) ※PC版
http://research.kahaku.go.jp/news/20061225/index.html

 過去の記事でも、深海生物『ラブカ』『ダイオウイカ』『オウムガイ』などについて取り上げています。キーワード検索、カテゴリからご覧ください。

図鑑には、ホタルイカをはじめ、日本近海のイカが10種、オウムガイが掲載されています。ぜひご利用ください。

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このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2007年2月23日 14:17に書いたブログ記事です。

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