2007年5月アーカイブ




 二〇〇七年の六月三日から、十五日まで、ワシントン条約の会議が行なわれます。場所は、オランダのハーグです。ワシントン条約締結国会議としては、十四回目になります。
 日本も、ワシントン条約の締結国の一つです。今回の会議にも、もちろん出席します。会議では、日本が主導的な立場を取ることを期待したいですね。日本は、たくさんの生き物や、その派生物を輸入しているからです。
 会期中には、多くの議題が議論される予定です。今回は、漁業規制について、多くのことが取り上げられるのでは、といわれます。例えば、今回の会議では、サメの規制が話し合われる予定です。
 普通の人は、「サメの数が減っている」なんて、思いもしないでしょう。普段、「サメを食べている」という意識がある人は、少ないからです。
 世界では、大量のサメが、食用に漁獲されています。日本近海でも、たくさん捕られています。例えば、日本の東北地方では、モウカザメと呼ばれるサメが、よく食べられます。モウカザメという名は方言名で、標準和名はネズミザメというサメです。
 今回の会議で、ネズミザメに近縁なニシネズミザメの取引規制が、議題に上げられています。また、アブラツノザメというサメの規制も、議題に上げられています。
 アブラツノザメも、日本近海で捕られています。そのまま食べたり、練り製品の材料にされたりします。肝油【かんゆ】の原料としても、重要です。世界的に見ると、英国の有名な食べ物、フィッシュ・アンド・チップスの材料にされることが多いです。
 サメといえば、人食いザメを連想する人もいるでしょう。実際には、「サメを食べる人」のほうが、はるかに多いです。このために、獲られ過ぎて、絶滅しそうなサメがいるわけです。サメよりも、ヒトのほうがずっと強いですね。
 私たちは、自分たちが、とても強力な生き物であることを、忘れてはいけないと思います。強力なものは、気づかないうちに、弱いものを虐待しがちです。強力なぶん、私たちは、他の生き物を尊重する義務がある、と考えるべきでしょう。


 以下のページに、今回のワシントン条約会議について、詳しい情報があります。規制が提案されている種の一覧も、載っています。PC版ですが、URLを明記しておきます。ご参考にしてみてください。
第14回ワシントン条約締結国会議(トラフィック・イーストアジア・ジャパン 2007/05/24) ※PC版
http://www.trafficj.org/cop14/index.htm
ワシントン条約附属書改正提案一覧(トラフィック・イーストアジア・ジャパン 2007/05/30) ※PC版
http://www.trafficj.org/cop14/cop14proposal.htm
ワシントン条約会議にむけ、保全すべき10の生物を発表(WWFジャパン 2007/05/16) ※PC版
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/news/2007/20070516.htm


 過去の記事でも、ワシントン条約会議の議題になっている生き物を取り上げています。宝石サンゴと、ヨーロッパウナギです。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 宝石のサンゴはサンゴ礁のサンゴか?(2007/3/5)
 ウナギの繁殖の謎は解けたか?(2006/7/21)



図鑑には、オグロメジロザメネムリブカなどのサメやウナギや、サンゴの仲間が掲載されています。ぜひご利用下さい。




 サルパという生き物の名を、聞いたことがありますか? 大部分の人は、聞いたことがないでしょう。一般には、まるで馴染みがない生き物です。
 サルパは、海に棲みます。魚ではありません。硬い骨がない、無脊椎動物です。けれども、「骨ができる一歩手前にいる生き物」と言うことができます。
 分類学的に言えば、サルパは、脊索動物門【せきさくどうぶつもん】というグループに入ります。脊索動物には、魚類・両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類も含まれます。広い意味では、ヒトも魚もサルパも、同じグループの生き物です。
 同じ脊索動物門でも、ヒトとサルパは縁が遠いです。ヒトは、脊索動物門の脊椎動物亜門【せきついどうぶつあもん】に属します。サルパは、脊索動物門の尾索動物亜門【びさくどうぶつあもん】に属します。サルパと同じ尾索動物には、食用になるホヤが属します。
 サルパの外見は、クラゲにそっくりです。体はほぼ透明で、海中を漂うように泳ぎます。近縁なホヤには、全然似ていません。しかし、サルパとホヤには、共通した特徴があります。どちらも、幼生の頃に、尾索【びさく】という器官を持ちます。
 尾索は、脊索【せきさく】の一種です。尾の支えになるものです。尾索があるおかげで、尾を力強く振って、泳ぐことができます。尾索は、ヒトや魚が持つ脊椎の原型ではないかと考えられています。だから、「骨ができる一歩手前の生き物」なのですね。
 一頭のサルパは、大きくても、せいぜい十数cmです。ところが、サルパ類には、多数の個体がつながるという特徴があります。何十頭もつながって、数mにもなることがあります。時おり、このようなサルパが、海中でダイバーを驚かせます。
 サルパは、いつも多数がつながっているわけではありません。一生のうち、一頭でいる時期と、多数がつながる時期とがあります。つながったサルパは、一頭の個体が、どんどん分身を生み出したものです。クローン同士がつながっている、といえますね。
 オオサルパ、トガリサルパなど、サルパには多くの種があります。どれも、まだ研究が進んでいません。私たちの遠い「親戚」は、どんな生活をしているのでしょうね。
 最近、サルパに関するニュースがありました。これは珍しいことです。サルパの仲間は、普通、ヒトの生活にあまり関係しないからです。

 過去の記事で、サルパと同じ尾索動物【びさくどうぶつ】のホヤを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 原始的に見えても魚に近い? ホヤ(海鞘)(2006/8/28)


図鑑には、オオサルパや近縁のヒカリボヤの一種が掲載されています。ぜひご利用下さい。

捕獲!

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和名:ハンミョウ 【カラフルな昆虫、下】
学名:Cicindela chinensis japonica
和名:シオヤアブ 【毛で覆われた昆虫、上】
学名:Promachus yesonicus

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沖縄 東村 【2007.05.18】



図鑑には、ハンミョウシオヤアブが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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グンバイヒルガオIMG_0111%20(2).jpg
グンバイヒルガオIMG_0111%20(1).jpg
和名:グンバイヒルガオ
学名:Ipomoea pes-caprae

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沖縄 金武 【2007.05.18】





イシガケチョウIMG_0162%20(1).jpg
和名:イシガキチョウ
学名:Cyrestis thyodamas mabella

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沖縄 東村 【2007.05.18】


マングローブ

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和名:オヒルギ
学名:Bruguiera gymnorrhiza (L.) Lam.

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沖縄 比嘉市 【2007.05.18】



図鑑には、残念ながらオヒルギは載っていませんが、メヒルギは掲載されています。ぜひご利用下さい。




バラ_エーデルワイスEEDV0991%20(2).jpg
'エーデルワイズ' 作出:1996年 ドイツ コルデス

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和名:バラ 園芸種 'エーデルワイズ'
学名:Rosa hybrida hort 'Edelweiss'
東京 新宿 【2007.05.24】





モンシロチョウIMG_0108.jpg
和名:モンシロチョウ 
学名:Pieris rapae crucivora

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沖縄 金武 【2007.05.18】



図鑑には、モンシロチョウが掲載されています。ぜひご利用下さい。

イジュ

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モッコクIMG_0131.jpg
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和名:イジュ 
学名:Schima wallichii

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沖縄 東村 【2007.05.18】


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ミナミトビハゼIMG_0169%20(3).jpg
ミナミトビハゼIMG_0169%20(4).jpg
和名:ミナミトビハゼ 
学名:Periophthalmus argentilineatus
ミナミトビハゼの周りにいるのは、オキナワハクセンシオマネキ【学名:Uca lactea perplexa】です。トビハゼは、愛嬌がありますね。

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沖縄 東村 【2007.05.18】


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ハクセンシオマネキIMG_0199.jpg
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和名:オキナワハクセンシオマネキ
学名:Uca lactea perplexa

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沖縄 東村 【2007.05.18】



図鑑には、オキナワハクセンシオマネキの仲間ハクセンシオマネキが掲載されています。ぜひご利用下さい。




バラ_アップルブロッサムEEDV0783.jpg
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'アップル ブロッサム' 作出:1932年 アメリカ バーバンク

和名:バラ 園芸種 'アップル ブロッサム'
学名:Rosa hybrida hort 'Apple Blossom'

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東京 新宿 【2007.05.24】


クチナシの花

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和名:クチナシ 
学名:Gardenia jasminoides J.Ellis

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沖縄 東村 【2007.05.18】



図鑑には、クチナシが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 カッコウのさえずりを、聞いたことがありますか? 日本の多くの地方では、ちょうど今ごろから聞かれるようになります。どんなに鳥に詳しくない人が聞いても、あの声は、「カッコウ」だとわかりますよね。
 声が親しまれても、別の面では、カッコウは評判が悪いです。托卵【たくらん】という習性のためです。カッコウ科の鳥は、多くの種が、この習性を持ちます。
 托卵とは、「自分で自分の卵を育てず、他の生き物に托して、育てさせること」です。カッコウの場合は、他種の鳥に托卵します。オオヨシキリ、モズ、オナガなどです。
 托卵は、相手の親に無断で行ないます。「親鳥の留守を見計らう→巣に侵入→卵を一つ取り去る→自分の卵を一つ産む→飛び去る」という手順です。カッコウは、わずか10秒ほどで、これだけのことをやり遂げます。妨害される前に、済ませるわけですね。
 托された卵は、養い親の卵に、模様や大きさが似ています。そのうえ、数も合っています。養い親が、托卵に気づきにくいようにできています。
 カッコウの雛【ひな】は、養い親の雛より、早く孵化【ふか】します。驚くのはここからです。生まれたてのカッコウの雛は、養い親の卵を、全部、巣から押し出してしまいます。まだ目も見えないのに、そういうことをする能力があります。
 一羽だけになれば、その分、多く餌がもらえます。カッコウの雛は、たらふく食べて、養い親より大きいほどになります。この時点で、養い親が、「うちの子じゃない」と気づきそうですよね。でも、気づかれないようです。なぜなのかは、わかっていません。
 托卵される側が、全く、無防備なわけではありません。巣の近くで親カッコウを見つけると、攻撃することがあります。托卵に気づいて、カッコウの卵を捨てることもあります。托卵する側とされる側とで、熾烈【しれつ】な駆け引きがあります。
 このような駆け引きのため、托卵は、成功するとは限りません。確実に子を残すには、たくさん托卵しなければならないでしょう。すきを見計らう労力も必要です。ずるく見えても、楽なばかりではないのが、野生生活ですね。


 過去の記事で、カッコウに近縁なホトトギスを取り上げています。また、カッコウの托卵相手のモズも、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 田植えを促【うなが】す? ホトトギス(2006/5/3) 
 モズはなぜ秋にさえずる?(2005/9/19)  
などです。このほかたくさんの鳥類に関するコラム、Q&A、画像があります。各カテゴリーよりご覧ください。


図鑑には、カッコウをはじめ、ホトトギスなどが、掲載されています。ぜひご利用下さい。




 また、嬉しいニュースが飛び込んできました。タイで新種のカエルが発見されました。
 周囲の環境によって、体色が変わるカエルだそうです。英名は、発見されたプールアン国立公園の名前からちなんでつけられたようですね。
 続報がありましたら、またご案内します。
 英名:Phu Luang Cliff frog【プールアン・クリフ・カエル】
 学名:Odorrana aureola
 




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ツマムラサキマダラIMG_0138.jpg
和名:ツマムラサキマダラ
学名:Euploea mulciber

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沖縄 東村 【2007.05.18】


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 先日、日本のコウノトリについて、嬉しいニュースがありましたね。日本の自然界で、四十三年ぶりに、雛【ひな】が生まれました。
 コウノトリは、日本の自然界から、長く姿を消していました。それが、二〇〇五年に、やっと復活しました。飼育下のコウノトリのうち、何羽かが、自然に帰されたのです。
 二〇〇五年から、二年。雛の誕生にまでこぎつけました。けれども、この子が、無事に育つとは限りません。どんな生き物でも、幼いものの死亡率は高いです。ちょっとした事故などで、雛が死んでしまう可能性は、ありすぎるほどあります。
 現に、同じコウノトリ夫婦から生まれた別の雛が、死んでいるのが確認されました。生後間もなく、死んでしまったようです。卵がちゃんと孵化する確率も、思われるほど高くありません。コウノトリの雄と雌とが夫婦(つがい)になり、卵を産み、その卵が無事に孵化し、成体になるまで育つにいたる確率は、とても小さいものです。
 コウノトリの次世代を育てるには、長い時間と、膨大な労力が必要なのですね。一度、絶滅しかかったものを復活させるのは、大変なことだとわかります。絶滅しそうになってからではなく、そうなる前に、対策を取るべきです。
 コウノトリに続き、トキも、野生復帰計画がありますね。じつは、コウノトリとトキは、近縁な種です。コウノトリは、コウノトリ目コウノトリ科に属します。トキは、コウノトリ目トキ科に属します。分類以外でも、コウノトリとトキには、似た点が多いです。
 水田などの水辺に棲むこと、ドジョウやタニシなどの水棲生物を食べること、絶滅に瀕していること、などが共通します。共通点が多いからこそ、同様に、絶滅寸前にまで追い込まれたのでしょう。過度の農場整備や、農薬が、彼らを激減させたようです。
 農場整備や農薬は、ある程度は必要です。でも、やりすぎるのはいけませんね。その反省から、コウノトリのいる兵庫県や、トキのいる新潟県では、「自然度の高い水田」作りを試みています。コウノトリやトキの復活に向け、地味でも、着実な一歩です。
 未来を開くのは、地道な一歩の積み重ねです。みんなで、一歩一歩を見守りたいですね。

 過去の記事でも、コウノトリを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
コウノトリとツルの違い(2005/10/4)

図鑑には、コウノトリトキが掲載されています。ぜひご利用下さい。

バン 

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和名:バン 
学名:Gallinula chloropus

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沖縄 金武 【2006.06.24】



図鑑には、バンが掲載されています。ぜひご利用下さい。

生きた化石といわれているシーラカンスを、インドネシアの漁師が捕獲したそうです。 驚きのニュースですね。
シーラカンスについての過去の記事は、以下にあります。
シーラカンスの動画撮影に成功! その後は?(2007/01/20)
シーラカンス(2006/12/26)
シーラカンスはなぜ「生きている化石」か?(2006/6/1)


イソヒヨドリ

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和名:イソヒヨドリ 
学名:Monticola solitarius

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沖縄 金武 【2007.04.28】



図鑑には、イソヒヨドリが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 そろそろ田植えの季節ですね。田んぼに水が入ると、カエルの声が賑やかになります。
 田んぼに多いカエルといえば、アマガエルとトノサマガエルでしょう。「殿様」の名のとおり、トノサマガエルは、アマガエルより、ずいぶん大きいです。
 トノサマガエルは、雌(メス)と雄(オス)とで色が違います。大きさも、雌のほうが大型です。雌は、白地に茶色い斑点を散らした姿です。雄は、雌より緑がかった体色です。
 繁殖期になると、雄だけ、普段と体色が変わります。婚姻色【こんいんしょく】と呼ばれるものです。繁殖期の雄は、黄色っぽくなります。
 日本には、ほぼ全国に「トノサマガエル」がいます。けれども、そう呼ばれるカエルが、本当のトノサマガエルとは限りません。違う種のカエルが、「トノサマガエル」と呼ばれることがあります。姿や生態が似た、別種がいるのです。
 トノサマガエルの「そっくりさん」は、ダルマガエルと、その亜種であるトウキョウダルマガエルです。
 じつは、トノサマガエルは、不思議な分布をしています。東北の太平洋側(仙台あたり)から、関東地方までの間が、すっぽりと空白なのです。東北から九州まで、広く分布するのに、です。その空白地帯に、ぴったりとはまるように、トウキョウダルマガエルが分布します。ですから、仙台や、東京近辺の「トノサマガエル」は、トウキョウダルマガエルなのですね。こんな分布になった理由は、わかっていません。
 ダルマガエルは、東海から瀬戸内地方に分布します。トノサマガエルと分布が重なります。そのうえ、外見も似ています。野外での区別は、容易ではありません。
 トノサマガエルとダルマガエルとは、野生状態でも、交雑して雑種ができることがあります。分布の境界では、トノサマガエルとトウキョウダルマガエルの雑種ができることもあります。こうなれば、ますます区別ができません。ややこしいですね。
 トノサマガエルとダルマガエルが近縁なのは、明らかです。しかし、この二種の関係には、未知の部分が多いです。身近な生き物でも、謎はあるものですね。


 過去の記事でも、アマガエルなど、カエル類を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 妖怪の正体見たりウシガエル(牛蛙)(2006/8/7) 
 樹上に卵を産むモリアオガエル(2006/7/10)  
などです。このほかにもたくさんカエルや両生類に関する投稿があります。各カテゴリーよりご覧ください。

 また、先日ニュースになった「カエル・ツボカビ症」のトピックもあります。以下の通りです。 
 世界のカエルが絶滅する? ツボカビ症を防ぐには(2007/01/14) 
 <カエル・ツボカビ症>国内で初確認 両生類絶滅の危険性も(2007/01/12)  


図鑑には、トノサマガエルトウキョウダルマガエルが、掲載されています。ぜひご利用下さい。

シロガシラ

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和名:シロガシラ 
学名:Helianthus annuus L.

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沖縄 金武 【2007.04.28】


オオミズアオ

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和名:オオミズアオ 
学名:Actias artemis

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千葉 習志野市 【2007.05.07】


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 ハサミムシは、人家の近くでも見られる昆虫ですね。少し前までは、子どもの遊び相手にされたものです。お尻に「はさみ」があるところが、面白いからでしょう。
 ハサミムシとは、ハサミムシ目に属する昆虫の総称です。一種しかいないわけではありません。日本だけでも、二十種以上います。世界全体では、確実に、千種以上います。ハサミムシ目は、革翅目【かくしもく】ともいいます。
 こんなにたくさんの種がいるのに、どの種も似ています。みな、お尻に「はさみ」を持っています。だいたいが、落ち葉の下など、目立たないところに棲みます。体色も地味で、目立ちません。おかげで、種の区別が難しいです。
 それでも、よく観察すれば、種ごとに違います。翅【はね】の有無や、「はさみ」の形、食べ物などに違いがあります。
 「ハサミムシに翅がある」というと、驚く方が多いでしょうね。すべてのハサミムシに、翅があるわけではありません。ある種とない種がいます。例えば、日本にいるオオハサミムシは、翅があって飛びます。
 ハサミムシ目には、動物食性の種と、植物食性の種がいます。両方食べる雑食性の種もいます。日本にいる種は、雑食性のものが多いようです。
 いたずらされると、彼らは、「はさみ」で反撃します。私は、挟まれたことがあります(笑) 結構、痛いです。あの「はさみ」は、身を守る武器になるのですね。
 「はさみ」には、もう一つ、重要な役割があります。空中の震動(音)をとらえることです。つまり、「耳」です。お尻の「はさみ」が「耳」だなんて、びっくりですね。
 彼らには、他にも、びっくりする習性があります。多くのハサミムシの母親が、卵や子どもの世話をするのです。卵をなめてきれいにしたり、敵から子どもを守ったりします。日本のコブハサミムシのように、自分の体を、子どもの食べ物にする種さえいます。
 前記の習性などのため、ハサミムシは、観察対象として、とても面白いです。駆除するのはもったいないですね。見た目が悪くても、彼らは、人体には無害です。


 過去の記事でも、「親が子どもの世話をする生き物」を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 クモにも母性愛がある? カバキコマチグモ(2007/05/11) 
 子どもの揺籠【ゆりかご】を作る虫、オトシブミ(2006/6/12) 

などです。このほかにもたくさん昆虫に関する投稿があります。各カテゴリーよりご覧ください。


図鑑には、オオハサミムシコブハサミムシヒゲジロハサミムシが、掲載されています。ぜひご利用下さい。

カルガモ 

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和名:カルガモ 
学名:Anas poecilorhyncha

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千葉 習志野市 【2007.05.07】



図鑑には、カルガモが掲載されています。ぜひご利用下さい。




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和名:アオアシシギ 
学名:Tringa nebularia

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千葉 習志野市 【2007.05.07】



図鑑には、アオアシシギが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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和名:ハマシギ 
学名:Calidris alpina

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千葉 習志野市 【2007.05.07】



図鑑には、ハマシギが掲載されています。ぜひご利用下さい。




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和名:オオセグロカモメ
学名:Larus schistisagus

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アメリカ ポイントレイエス【2007.03.09】



図鑑には、オオセグロカモメが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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和名:アメリカダイシャクシギ
学名:Numenius americanus

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アメリカ ポイントレイエス【2007.03.09】


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 立夏を過ぎると、海の中も、夏の気配です。初鰹【はつがつお】の季節ですね。
 カツオが来るのと同じ時期に、日本近海に来る生き物がいます。カツオノエボシやカツオノカンムリです。どちらも、クラゲの種名です。カツオの先触れのように見えるため、「鰹の烏帽子」や「鰹の冠」という名が付けられました。
 カツオノエボシとカツオノカンムリは、名前も姿も、生態も似ています。どちらも、青く透き通った体です。海面に浮いて暮らし、ほとんど潜ることはありません。遊泳力が弱く、風や海流に流されて移動します。日本には、暖流に乗ってやってきます。
 彼らの体の一部は、ヨットのような三角形の帆になっています。風を受けて移動しやすいように、です。ユニークですね。こんな形の生き物は、他にいません。
 彼らには、刺胞【しほう】という器官があります。槍【やり】のように刺すものです。これで、魚などを捕らえて食べます。ヒトも、触れば刺されます。たいへん痛いです。観察するにはとても面白い生き物ですが、触らないようにしましょう。
 カツオノエボシとカツオノカンムリは、群体生物である点も似ています。群体生物とは、たくさんの個体が集まって、一個体のようにして生活する生き物です。どちらの種も、一個体のように見える青い体は、じつはたくさんの個体が集まったものです。
 これだけ共通点があれば、カツオノエボシとカツオノカンムリは、近縁だと思いますよね。ところが、最近、そうでないことがわかりました。同じクラゲの仲間(刺胞動物【しほうどうぶつ】)でも、遠縁です。カツオノエボシは管クラゲ目【くだくらげもく】に、カツオノカンムリは花クラゲ目【はなくらげもく】に属します。
 生物学的に言えば、カツオノカンムリは、クラゲというより、ポリプです。ポリプとは、刺胞動物の中の、イソギンチャク型の生物のことです。カツオノカンムリは、小さなポリプが集まって、クラゲ型の「浮き」に付いている生き物といえます。
 カツオノカンムリと同じ「クラゲ型ポリプ」には、ギンカクラゲがいます。ギンカクラゲも、花クラゲ目に属します。海には、こんな不思議な生き物が多いのですね。


 過去の記事で、カツオノカンムリに近縁なギンカクラゲを取り上げています。また、カツオノエボシや、その他、クラゲに似た生き物を取り上げた記事もあります。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 電気クラゲとはどんなクラゲ?(2006/8/1) 
 クラゲと付いてもクラゲでない? ツノクラゲ(2006/7/29) 
 いそぎんちゃくって(2006/7/27) 
などです。このほかにもたくさん無脊椎動物に関する投稿があります。各カテゴリーよりご覧ください。


図鑑には、カツオノエボシカツオノカンムリギンカクラゲが、掲載されています。ぜひご利用下さい。

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セイタカシギ100_0001%20(5).jpg
和名:セイタカシギ 
学名:Himantopus himantopus

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千葉 習志野市 【2007.05.07】



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和名:コチドリ 
学名:Charadrius dubius

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沖縄 金武 【2007.02.09】



図鑑には、コチドリが掲載されています。ぜひご利用下さい。



 そろそろ、ウミガメの上陸が、ニュースになる頃ですね。ウミガメは、産卵のために海岸に上がります。近年は、自治体やNPOが、積極的に保護している例も多いですね。
 日本の海岸で産卵するのは、主に、アカウミガメとアオウミガメです。日本の本土で産卵するのは、アカウミガメだけです。アオウミガメは、南西諸島や小笠原諸島で産卵します。ほとんどのウミガメは、アオウミガメのように、熱帯で産卵します。
 アカウミガメ(赤海亀)、アオウミガメ(青海亀)という種名は、いかにも、体色を表わすみたいですね。アカウミガメは、名のとおり、赤っぽく見えることが多いです。けれども、アオウミガメは、さほど青くは見えません。いったい、どこが青いのでしょうか?
 じつは、「青い」のは、アオウミガメの体脂肪の色です。青というより、緑っぽく見えます。そうなるのは、海草を主食にするためです。草の色に染まるのですね。
 アオウミガメは、海草を主食にする唯一のウミガメといわれます。他のウミガメは、動物食です。そのために、他のウミガメの体脂肪は、青(緑)っぽくなりません。
 ウミガメの仲間は、種によって、食べ物が違います。前記のとおり、アオウミガメは植物食です。アカウミガメは、貝類や甲殻類(エビ、カニの仲間)を好みます。タイマイは、海綿(カイメン)類を主食にします。オサガメは、クラゲが主食です。
 昔、島に住む人々にとって、ウミガメは貴重な食べ物でした。なかでも、アオウミガメは珍重されたといいます。草食のカメは、肉が美味しいというのですね。体脂肪の色から名付けられたのも、解体して、食べることが多かったからでしょう。
 今では、世界的に、ウミガメ猟は規制されています。どの種のウミガメも、数が減っているからです。規制をせずに、野生の生き物を、獲れる時代ではありませんね。
 かつて、ウミガメを食べた人たちを、責めることはできません。食料が乏しい時代には、当然のことでした。昔の人を責めても、ウミガメが守れるわけではありませんよね。
 今、すべきなのは、ウミガメの実態を知ることです。よく食べられたアオウミガメでさえ、生態はわかっていません。生態に合わせた保護策を講じたいですね。



 過去の記事で、アオウミガメ以外のウミガメも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 浦島太郎が助けたのはアカウミガメ?(2006/7/28)
 世界最大の亀(カメ)はどこにいる?(2006/4/3)



図鑑には、アオウミガメアカウミガメタイマイオサガメが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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和名:コアジサシ 
学名:Sterna albifrons

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千葉 習志野市 【2007.05.07】



図鑑には、コアジサシが掲載されています。ぜひご利用下さい。



 日本の希少動物について、昨日嬉しいニュースが飛び込んできました。対馬市の下島で、ツシマヤマネコの生息が確認されたそうです。これは、二十三年ぶりとのことです。
 ツシマヤマネコは、日本にしかいないヤマネコの仲間です。ユーラシア大陸にいる、ベンガルヤマネコの亜種です。亜種ということは、ベンガルヤマネコと同種ではあるものの、少し違うという意味ですね。貴重な日本固有亜種です。同種がいるからといって、ツシマヤマネコを滅ぼしていいことにはなりません。
 現在、ツシマヤマネコの個体数は、おそらく百頭以下だといわれます。まさに、絶滅寸前の状態ですね。一頭でも生息が確認されたのは、朗報です。
 けれども、喜んでばかりはいられません。ツシマヤマネコの危機が、去ったわけではありません。これをきっかけに、保護活動を盛り上げたいですね。
 日本のヤマネコといえば、イリオモテヤマネコのほうが有名でした。しかし、じつは、ツシマヤマネコのほうが、個体数が少ないと推定されています。減った原因は、主に、すみかである広葉樹林が減少したからのようです。くわえて、交通事故死や、イエネコからの病気感染などが、ツシマヤマネコの将来を脅かしています。
 一九九二年以降、交通事故死したツシマヤマネコは、二十頭以上もいます。現在、全部で百頭以下だとすれば、ただならぬ数字ですね。
 このような情報が流れると、「やたらに道路を作るからだ」という批判が出ます。それは、必ずしも、正しい批判とは限りません。
 対馬のような地域では、道路は生活に必要です。人口が少なく、広範囲に集落が散っているからです。どこにでも鉄道があるわけではありません。都会の感性で、すべての物事をはかってはいけないでしょう。
 今、対馬では、地元のヤマネコを救おうとしている人たちがいます。その人たちは、人間の生活と自然保護とを、対立するものとしていません。両立の道があるはず、と信じています。少しずつですが、ヤマネコとヒトが共存する道が、見えてきているようです。


図鑑には、ベンガルヤマネコのページに【亜種ツシマヤマネコ】が掲載されています。ぜひご利用下さい。

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和名:ムナグロ 【幼鳥】
学名:Pluvialis fulva

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沖縄 金武 【2007.02.09】



図鑑には、ムナグロが掲載されています。ぜひご利用下さい。



 環境悪化で、絶滅の危機に瀕しているツシマヤマネコが23年ぶりに対馬下島で確認された。
 日本固有の貴重なネコ科の生物で、国の天然記念物にも指定されている。これを機会にもっと関心をもち、日本の珍しい生物を守っていきたいですね。とてもうれしいニュースでした。




図鑑には、ベンガルヤマネコ【ツシマヤマネコ】が掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 二〇〇七年の母の日は、五月十三日です。五月の第二日曜日ですね。今回は、これにちなんで、生き物の世界の母について、書きましょう。
 じつは、ヒト以外の生き物では、「子どもの世話を全くしない母親」が、大部分です。哺乳類のように、子どもの世話を焼く母親のほうが、ずっと少数派です。
 けれども、なかには、思いがけない生き物が、子どもの世話をします。例えば、クモの仲間には、そういう種が、いくつかいます。
 代表的な種が、カバキコマチグモです。カバキコマチグモは、日本の草原に棲むクモです。ススキやヨシなど、イネ科植物の群落を好みます。
 ススキの原っぱなどで、草の葉が、折れたように丸められているのを見たことがありませんか? それは、おそらく、カバキコマチグモの巣です。このクモは、網を張りません。代わりに、ススキやヨシなどの葉を丸めて、巣を作ります。その巣は、隠れ家であり、子どもを育てる場所でもあります。
 カバキコマチグモの母親は、葉っぱの巣で産卵します。孵化するまで、巣の中で卵を守ります。孵化した後も、子どもの一回目の脱皮が済むまで、母グモは子グモを守ります。
 驚くのは、その後です。脱皮が済むと、子グモは食事を始めます。食べるのは、母グモの体です。母親は抵抗しません。進んで、自分を食べさせます。
 これは、究極の母性愛のように見えますね。「こんな下等な生き物なのに」と、驚く方もいるでしょう。でも、「母性愛」や「下等」というのは、ヒトの勝手な見方ですね。
 他のクモにも、母親が子を守るものがいます。人家に多いアシダカグモなどがそうです。アシダカグモの母親は、卵を守るために、常にくわえて持ち運びます。
 「母親が、自分を子どもの食べ物にする」という行動は、昆虫のコブハサミムシなどにも見られます。考えてみれば、哺乳類の母親が「子どもに乳を与える」という行動も、体の一部を与えているといえますね。クモでも哺乳類でも、母親とは、身を削って子どもを育てるものなのでしょう。


 過去の記事で、カバキコマチグモ以外のクモを取り上げています。ススキやヨシも取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ジョロウグモの理【ことわり】(2006/10/19) 
人間とは持ちつ持たれつのススキ(2006/10/1) 
などです。この他、植物、無脊椎動物などに関するコラム、Q&A、画像など盛りだくさんです。過去の記事は各カテゴリやアーカイブよりどうぞご覧ください。



図鑑には、カバキコマチグモ、コラムで取り上げたアシダカグモコブハサミムシススキヨシが、掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 和名:ゴマフアザラシ
 学名:Phoca largha

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アメリカ ポイントレイシス【2007.03.08】




図鑑には、ゴマフアザラシや海に棲む哺乳類14種が掲載されています。ぜひご利用下さい。

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 五月十日から十六日は、愛鳥週間です。昔は、この期間に、「鳥の巣箱かけ」などのイベントが、よく行なわれました。近年では、見られませんね。なぜでしょう?
 じつは、この時期の「巣箱かけ」は、鳥のためになりません。逆に、鳥にとって迷惑になります。鳥の生態を無視しているからです。人々が、それに気づいたのですね。
 多くの鳥にとって、愛鳥週間の頃が、繁殖期です。すでに巣を作り、雛【ひな】を育てている最中です。この頃に巣箱を設置されても、使える時期を過ぎています。
 「来年、使えるからいいじゃないか」と思う方もいるでしょうね。けれども、それでは済まない問題があります。繁殖期の鳥は、とても神経質だということです。
 どんな動物でもそうですが、繁殖期のものは、警戒心が強くなります。子どもを守るためですね。巣の近くに、突然、見慣れないものが出現したら、どんな鳥でも警戒します。悪くすると、「この巣は危険だ」と判断して、雛ごと、巣を捨ててしまいます。
 親切のつもりで巣箱をかけても、仇になりかねませんね。鳥の繁殖期――おおむね、春から夏――に、巣箱をかけるのはやめましょう。適した時期は、秋から冬にかけてです。
 似たことが、「鳥の餌台の設置」でも起こります。餌台も、設置するのに適した時期と、そうでない時期があります。
 餌台に来る鳥は、夏よりも、冬のほうが圧倒的に多いです。冬のほうが、食べ物が乏しいからです。普段、山にいる鳥でも、人里で食べ物を探すことが多くなります。
 野生の生き物に食べ物を与えるのは、本来は、好ましくありません。野生で生きる力を、奪いかねないからです。
 でも、最近は、野生生物の食べ物が減っています。人間の活動のためです。ささやかな罪滅ぼしとして、野鳥の餌台を置くくらいは、許されると思います。
 「罪滅ぼし」が、相手の迷惑になってはいけませんね。野生で生きる力を奪わないよう、配慮が必要です。食べ物が乏しい期間だけ、餌台を置くのは、理にかなっているでしょう。餌台も、晩秋から早春に、設置しておくのがいいですね。
 昨年(二〇〇六年)の愛鳥週間の記事や画像は、アーカイブ【2006年5月】よりご覧ください。


図鑑には、アオサギオオワシキセキレイコガラなど約200種以上の鳥たちが掲載されています。ぜひご利用ください。

ヤマフジ

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和名:ヤマフジ  ムラサキカピタン【紫花美短】
学名:Westeria brachybotris cv. Murasakikapitan

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和名:ヤマフジ  シロカピタン【白花美短】
学名:Westeria brachybotris cv. Shirokapitan

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東京 文京区【2007.04.20】



図鑑には、フジが掲載されています。ぜひご利用下さい。

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とっても可愛い女の子ネコちゃんでした。太って見えますが、痩せていました。
和名:ノネコ
学名:Felis catus

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東京 文京区【2007.04.20】

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 立夏を過ぎると、暑い日も出てきますね。気温の上昇にともなって、生き物の活動も盛んになります。トンボなどの昆虫に会うことも、多いですね。
 日本で最も平凡なトンボは、シオカラトンボでしょう。おそらく、日本人で、このトンボに会ったことがない人は、いません。北海道から南西諸島まで、広く分布するからです。市街地でも、ちょっとした水場があれば、シオカラトンボがやってきます。成虫が見られる時期も、おおよそ四月から十月までと、長いです。「とんぼの眼鏡は水色めがね♪」と歌われるとおり、複眼が水色をしているトンボです。
 ただし、「水色めがね」なのは、雄のシオカラトンボだけです。雌の複眼は、茶色っぽいです。体の色も、雌は雄とまったく違います。雌のシオカラトンボは、体色が麦藁【むぎわら】色をしているため、「ムギワラトンボ」という別名があります。
 シオカラトンボの雄は、青白い色をしていますね。これを、「塩が付いている」と見立てて、「塩辛」トンボと名付けたようです。
 「塩辛」色になるのは、成熟した雄だけです。羽化して間もない未熟な雄は、雌と似た色です。「塩辛」色は、成熟した雄の印【しるし】だと考えられています。
 まれに、雌なのに「塩辛」色になってしまう個体がいます。それでも、トンボ同士では、雌雄の区別ができるようです。「塩辛」色の雌も、ちゃんと雄と交尾しています。
 雄は、どうやって雌を見分けるのでしょうね? この仕組みは、わかっていません。なぜ、「塩辛」色の雌が生まれるのかも、わかっていません。
 シオカラトンボには、姿の似た種が何種かあります。オオシオカラトンボ、コフキトンボ、シオヤトンボなどです。どれも、雄が「塩辛」色になります。似ていても、大きさや、体の模様、好む環境などが、少しずつ違います。なかには、コフキトンボのように、雌も普通に「塩辛」色になる種もいます。
 姿や、好む環境を変えることによって、トンボたちは、うまく棲み分けています。たくさんのトンボが暮らすには、多様な環境が必要なのですね。


 過去の記事で、いろいろなトンボを取り上げています。画像もあります。また、トンボに似た別の昆虫も取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ノシメトンボ(2006/09/03) 
精霊【しょうりょう】トンボとはどんなトンボ?(2006/8/12) 
トンボでないトンボがいる?(2006/7/31) 
などです。このほかにも、トンボをはじめたくさんの昆虫に関する投稿があります。各カテゴリーよりご覧ください。


図鑑には、シオカラトンボや似た種のオオシオカラトンボコフキトンボなどが、掲載されています。ぜひご利用下さい。

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和名:ムラサキケマン
学名:Corydalis incisa(Thunb.) Pers.
 
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東京 文京区【2007.04.20】
 


図鑑には、ムラサキケマンが掲載されています。ぜひご利用下さい。

キケマン

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和名:キケマン
学名:Corydalis heterocarpa var. japonica
 
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東京 文京区【2007.04.20】
 

フゲンゾウ

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和名:普賢象【フゲンゾウ】
学名:Cerasus lannesiana 'Albo-rosea'

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東京 文京区【2007.04.20】



図鑑には、ソメイヨシノオオシマザクラヤマザクラなどが掲載されています。ぜひご利用下さい。

このアーカイブについて

このページには、2007年5月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

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次のアーカイブは2007年6月です。

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