希少なサメ(鮫)、メガマウスの撮影に成功

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 静岡県から、びっくりニュースが届きました。東伊豆町の沖の海に、メガマウスという巨大なサメが現われました。
 メガマウスは、たいへん珍しいサメです。これまで、世界で三十八例しか見つけられていません。今回が三十九例目です。日本では、十一例目だそうです。
 メガ(=大きい)マウス(=口)という名のとおり、とても大きい口のサメです。体自体も大きいです。今回見つかった個体は、体長4.5mもあったそうです。
 体や口が大きくても、メガマウスは、おとなしいサメです。大きな口を開けて、プランクトンを食べています。こんなに大きいのに、発見例が少ないのは、普段は深海にいるためらしいです。たまたま、浅いところに浮上した時に、目撃されるようです。
 東伊豆町のメガマウスは、定置網に入ったところを発見されました。連絡を受けて、静岡県の下田市にある下田海中水族館の人が、調査に行きました。
 メガマウスは、元気に網の中を泳いでいたそうです。これは非常に珍しいことです。ヒトに発見されるメガマウスは、たいてい弱った状態だからです。
 今回は、元気に泳ぐメガマウスの動画が撮影できました。このような映像が撮れたのは、なんと世界で二例目だそうです。この映像によって、メガマウスの謎が、少しでも解けたら、嬉しいですね。
 定置網のメガマウスは、標識を付けられて、放流されました。こんなに大きいサメを、飼育できる施設がないからです。
 正確に言えば、ないことはありません。けれども、生態のわからない巨大なサメを、長く飼うのは難しいことです。輸送も困難ですね。水族館の人は、「貴重なサメを、下手に死なせてしまうより、野生で暮らさせてあげるほうがいい」と判断したのでしょう。
 日本近海には、比較的、メガマウスが多いようです。初めてメガマウスの雌(メス)が見つかったのは、日本でした。今回のメガマウスも、雌です。放された「彼女」は、今も日本近海を、悠々と泳いでいるでしょうか。

過去の記事でも、サメの仲間を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
人食いザメより、サメ食い人のほうが多い?(2007/5/31)
定置網に『ウバザメ』!! 茨城県日立沖(2007/4/25)
ラブカはなぜ「生きている化石」か?(2007/1/27)
などです。

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このページは、松沢千鶴が2007年6月12日 13:50に書いたブログ記事です。

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