百種を越える魚類が発見される

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 魚類について、びっくりニュースです。一度に113種もの新種が、発見されました。すべて、サメやエイの仲間です。軟骨魚類と呼ばれるグループです。
 先日、「百種以上の無脊椎動物が発見された」ニュースがあったばかりですね。( オーストラリアのサンゴ礁で、数百の新種を発見(2008/09/25)) 今回も、どこかの海域が調査されて、このような発見がされたのでしょうか?
 そうではありません。博物館を調査することにより、今回の発見がされました。
 博物館「による」調査でなく、博物館「を」調査したことに御注目下さい。「博物館の標本」を、調べたのです。複数の博物館の標本が、調査されました。オーストラリア、ニュージーランド、および、ヨーロッパの博物館です。
 どこの博物館にも、膨大な標本があるものです。それら全部が、詳しく調べられているとは限りません。調査が進まないままの標本が、多いものです。
 そうなる原因はいくつかあります。主な原因は、お金と人手が足りないことでしょう。
 今回の調査には、お金と人手が付いたのですね。おかげで、たくさんの標本を調べることができました。一年半をかけて、DNAの分析が行なわれたそうです。
 この「DNA分析」も、今回の調査で、注目すべきことです。百種以上もの新種を発見できたのは、これのおかげです。
 生物の種には、似たもの同士が少なくありません。外見だけでは、区別が難しいものが多いです。DNA(遺伝子)を分析すれば、似た種同士を区別できます。
 今回の調査では、「これまで一種だと思われていたものが、五種に分かれた」例が、あったといいます。外見がそっくりなため、そうなっていたのですね。このような例は、きっと、他にもたくさんあるでしょう。
 世界中の博物館には、まだまだ貴重な標本が眠っています。これから、「博物館で、新種発見」というニュースが、増えるかも知れませんね。そうなって欲しいです。標本を知ることは、今、生きているものを知ることにつながるからです。





図鑑には、日本周辺に分布するサメとエイが、四種掲載されています。ぜひご利用下さい。

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このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2008年9月30日 18:25に書いたブログ記事です。

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