ガラパゴスより、ゾウガメとイグアナの報告

user-pic
0

ico_weather_hare.gif

 
 南米エクアドル領のガラパゴス諸島より、貴重な生き物のニュースがありました。
 一つは、ガラパゴスゾウガメに関するものです。「孤独なジョージ」と呼ばれるガラパゴスゾウガメを覚えていますか? 以前、このブログで報告しましたね【「ひとりぼっちのジョージ」が、独りから脱出?(2008/7/025)】。これの続報です。
 二〇〇八年、ジョージと「お見合い」した雌が、卵を産みました。けれども、卵は、すべて無精卵だったようです。一つも孵化【ふか】しませんでした。
 今回は、残念な結果でした。来年以降に希望をつなぎましょう。
 もう一つは、新種のニュースです。ガラパゴスのイグアナのうち、陸に棲むもので、新種が確認されました。
 ガラパゴスには、海と陸とにそれぞれ別種のイグアナがいます。海に棲むのは、ウミイグアナという一種だけです。陸には、ガラパゴスリクイグアナとサンタフェリクイグアナ(バリントンリクイグアナ)の二種が棲みます。
 それが、第三の「陸のイグアナ」が確認されたのですね。じつは、この種のことは、一九八六年から、存在が知られていました。ただ、新種かどうか、疑問が持たれていました。このたび、イタリアの大学の研究で、新種と確認されました。
 この新種はラテン語の学名を、Conolophus rosadaと付けられました。日本語名は、まだありません。英語ではその体色から、Pink Iguanaと呼ばれています。
 このピンクのイグアナは、とても数が少ないです。生息する場所も、限られます。ガラパゴス諸島の中でも、イサベラ島という島のウォルフ火山にしかいないそうです。
 ガラパゴスでは、どの種のイグアナも、保護されています。とはいえ、今回の新種やサンタフェリクイグアナは、絶滅が心配されています。特に数が少ないためです。
 今回の新種は、ガラパゴスのイグアナの研究に、重要な成果をもたらすかも知れません。ガラパゴスのイグアナが、いつ、現在のような種に分化したのか、大きな手がかりを秘めているからです。そんな貴重な彼らは、将来安泰であって欲しいですね。



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://blog.zukan.net/MovableType4/mt-tb.cgi/5254

コメントする

このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2009年1月27日 07:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「越中バイ」は、バイじゃない?」です。

次のブログ記事は「長生きの渡り鳥たち、二題」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。