ツグミは水鳥?いえ、陸の鳥です

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 春になると、生き物の活動が増えますね。多くの生き物に会えるようになります。
 でも、春に、お別れをしなければならない生き物もいます。例えば、冬鳥たちです。
 冬鳥とは、日本で冬を越す鳥たちのことです。秋に日本へやってきて、春には飛び去ってしまいます。お別れの前に、冬鳥の観察ができたら、いいですね。
 代表的な冬鳥の一種に、ツグミがいます。おそらく、たいていの方が、名前を聞いたことがあるでしょう。けれども、実物のツグミは、案外、知られないようです。
 ツグミの外見は、地味です。全体的に茶色です。とりたてて美しい鳥、とはいえません。おまけに、日本にいる間は、鳴き声を立てることも、少ないです。繁殖期ではないからですね。異性の気を引くために、さえずる必要がありません。
 外見が地味なのと、鳴かないせいで、ツグミは目立ちません。すぐ近くにいても、気づかないことがあります。じつは、ツグミは、住宅地でも、よく見られる鳥です。
 私が観察した範囲では、ツグミは、あまりヒトを恐れないようです。人家の庭や、街中の公園などで、餌を探していることがあります。餌を探すのは、樹上や、地面の上です。昆虫や、木の実などを食べます。
 ハトより少し小さくて、背中が赤茶色の鳥が、住宅地にいたら、それは、ツグミの可能性が高いです。冬鳥ですが、五月くらいまで、日本にいることがあります。
 もしもツグミに出会えたら、しばらく観察してみましょう。目立たない鳥でも、決して、面白くないわけではありません。思いがけない行動が、見られることもあります。
 私が観察した例で、こんなことがありました。住宅地を流れる小川に、ツグミが歩いて入っていったのです。びっくりしました。ためらいなく、じゃぶじゃぶと水中を歩いていましたから。「水鳥と見間違えた?」と思うほどでした。
 水浴びしていたわけではありません。水中を歩いて、餌を探しているようでした。
 ツグミは、平凡な鳥です。観察例も多いです。それでも、こんな珍しい行動が、見られることがあります。皆さんも、バードウォッチングに挑戦してみてはいかがでしょうか。


図鑑には、
ツグミが掲載されています。ぜひご利用ください。

 過去の記事でも、冬鳥を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
 気まぐれな渡り鳥?キレンジャクとヒレンジャク(2008/03/14)
 オオワシとオジロワシには、流氷が似合う(2008/02/08)

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このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2009年3月20日 07:32に書いたブログ記事です。

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