チュパカブラ? ニホンオオカミ? 謎の生物の正体は

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 二〇〇七年の七月、米国から、興味深いニュースが届きました。「謎の生物、チュパカブラの死体が発見された」というのです。
 チュパカブラとは、いわば、米国の「妖怪」です。目撃談がいくつもあります。が、実在する動物というよりは、幻獣です。でも、死体が見つかったとなれば、実在が証明されたことになりますね。このニュースの続報が、二〇〇七年の十一月に、ありました。
 残念ながら、それは、コヨーテの死体でした。コヨーテは、米国では、平凡な生き物です。なぜ、それが、チュパカブラだと思われたのでしょうか?
 写真を見ると、その死体には、ほとんど体毛がありません。コヨーテとは、まるで違う生き物に見えます。未知の生物だと思われたのは、無理もありません。
 おそらく、このコヨーテは、皮膚病にかかったものと考えられます。疥癬【かいせん】という病気ではないでしょうか。この病気にかかると、体毛が抜け落ちます。
 時おり、日本で、疥癬にかかったタヌキが話題になります。そのようなタヌキは、タヌキに見えないことが多いです。体毛が抜けてしまうからです。よく知られた生物なのに、未知の宇宙生物か、妖怪のように見えることが、少なくありません。
 疥癬にかかるのは、タヌキばかりではありません。二〇〇七年には、九州で、疥癬と思われるキツネが撮影されました。この写真も、ちょっと、キツネとは違う生き物に見えます。「ニホンオオカミでは?」と、一部で騒がれました。
 皮膚病の動物は、世界各地で、似た騒動を起こしているようです。見慣れた哺乳類でも、毛がなくなると、まるで知らないものに見えます。それぞれの土地で、言い伝えられる「妖怪」や「未確認生物」に見えるのでしょう。
 野生動物に病気がはやるのは、自然の環境が乱れている時です。近年では、人間が、自然環境を乱すことが多いですね。チュパカブラなどの「幻獣」騒動は、「これ以上、自然を乱すな」という警告かも知れません。

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このページは、松沢千鶴が2009年3月30日 07:36に書いたブログ記事です。

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