日本に、新種のトカゲあらわる?

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 トカゲは、誰でも知っている爬虫類ですね。日本に最も多いトカゲは、ニホントカゲでしょう。都市でも、石垣があればちょろちょろしているのが見られます。日本人にとって、最もトカゲらしいトカゲといえます。
 ニホントカゲ以外にも、日本には何種かのトカゲがいます。その中の一種は、ごく最近になって発見されました。オカダトカゲという種です。
 新種といえば、「人里はなれた山奥か、離島で発見されるもの」と思う方が多いでしょう。ところが、オカダトカゲは人家のすぐ近くで発見されました。分布地では、普通に目撃されるトカゲです。ただ、それが新種だとは気づかれなかったのです。
 オカダトカゲは、ニホントカゲとそっくりです。外見での違いは、鱗【うろこ】の数です。オカダトカゲのほうが、鱗の数が多いです。でも、こんな細かい特徴は、よほどしっかり観察しないとわかりませんね。
 このために、オカダトカゲは、長い間ニホントカゲと混同されていました。「北海道、本州、四国、九州に分布するのは、すべてニホントカゲだ」と思われていたのです。
 オカダトカゲは、最初、伊豆諸島で発見されました。神津島【こうづしま】、三宅島などですね。その後、伊豆半島のトカゲも、オカダトカゲだとわかりました。
 それまで、伊豆半島のものは、ニホントカゲだと思われていました。外見がそっくりですからね。伊豆半島のどこで、オカダトカゲとニホントカゲの分布が分かれるのかは、まだ不明です。少なくとも、南伊豆のものは、オカダトカゲのようです。
 島ではなく、半島なのに違う種が分布するとはどういうことでしょう? この謎も、まだ解けていません。「地質学の問題と関係しているのでは?」といわれます。
 はるかな昔、伊豆半島は、日本の南の島でした。伊豆諸島の島々と同じです。それが、北上して日本列島に衝突しました。地球のプレート活動のためです。
 このような地質学上の歴史とトカゲの分布とは、関係がありそうですね。スケールの大きな謎です。こういう謎解きはわくわくしますね。


図鑑には、ホントカゲが掲載されています。ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、ニホントカゲなど日本に分布するトカゲを取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
日本最大のトカゲとは?(2009/08/14)
イグアナ? いえ、キノボリトカゲです(2008/02/11)
大洋に生きるオガサワラトカゲ(2007/11/09)
トカゲのしっぽ切りは何のため?(2006/09/11)
などです。

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このページは、松沢千鶴が2010年4月 9日 07:46に書いたブログ記事です。

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