害虫は、食べて退治? ヤシオオオサゾウムシ

user-pic
0

ico_weather_ame.gif

 近年、世界各地で、外来種の問題が、大きくなっています。外来種とは、本来、その場所にいなかった種を指します。自然に分布を広げた種なら、問題ありません。問題にされているのは、人為的に持ち込まれた種です。ヒトによって、運ばれてしまった種です。
 今回は、日本に持ち込まれた外来種を紹介しましょう。昆虫の一種です。ヤシオオオサゾウムシという種です。甲虫目【こうちゅうもく】オサゾウムシ科に属します。
 この種は、もともと、東南アジアやオセアニアの熱帯域に分布していました。彼らの分布は、ヤシ科の植物の分布と重なります。幼虫が、ヤシ科植物の木を食べるからです。
 二十世紀の末ごろから、ヤシオオオサゾウムシは、世界各地に分布を広げ始めました。その中には、ヨーロッパや日本も含まれます。自然には、あまりヤシ科植物がない所にまで、分布し始めたわけです。なぜでしょうか? それには、人間が関わっています。
 人間は、観賞用に、ヤシ科植物を好みます。熱帯の雰囲気が、よく出るからでしょう。そのために、自然には分布しない所にも、多くのヤシ科植物を植えました。
 ヤシオオオサゾウムシにとっては、本来なかった所にまで、人間が、食べ物を、増やしてくれたことになります。しかも、彼らは、人間が持ち込んだヤシの木に付いて、分布を広げました。日本でも、この種の被害が、問題になり始めています。
 例えば、宮崎県のカナリーヤシ(フェニックス)の街路樹などが、枯れています。幼虫に食べられたためです。宮崎県に限らず、すでに、西日本には、ヤシオオオサゾウムシが定着しているようです。東日本に侵入するのは、時間の問題でしょう。
 今のところ、駆除の試みは、あまり功を奏していません。有効な対策が、見つかっていないようです。そこで、素人考えですが、一つ、対策を考えました。
 それは、「捕って食べる」というものです。実際、ニューギニアでは、この幼虫が食べられています。たいへん美味しいものとして、現地の人に好まれています。
 以前、このブログで、昆虫食について取り上げましたね。偏見にとらわれず、日本のヤシオオオサゾウムシも、食べれば美味しいと思います。
図鑑には、オオゾウムシ,a href="http://m.zukan.net/beings/トホシオサゾウムシ">トホシオサゾウムシなどが掲載されています。ぜひご利用下さい。

過去の記事でも、昆虫を食べることについて、取り上げています。また、外来種についても、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
食べられる昆虫とは?(2013/05/20)
ミミズは、どこまで大きくなる?(2012/04/16)
クサガメは、外来種か?(2010/12/03)
イソガニとイワガニ、どっちがどっち?(2009/08/21)
などです。

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、松沢千鶴が2013年7月29日 07:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ハグマノキ」です。

次のブログ記事は「ツバメ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。