干潟には、ゴカイやミミズの仲間が多い?

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 海の干潟や、海底には、さまざまな生き物が棲んでいます。砂や泥の中に、穴を掘ってひそむものが多いですね。そういった生き物には、体の細長い、ミミズのような姿をしたものが、多くいます。中で、有名なのは、ゴカイの仲間ですね。
 ゴカイ類は、釣り餌にされることで、知られています。環形動物門【かんけいどうぶつもん】多毛綱【たもうこう】というグループに属する種を、ゴカイ類と呼んでいます。ミミズとは、同じ環形動物門に属しますが、あまり近縁ではないようです。
 多毛綱には、非常に多くの種が含まれます。現在、わかっているだけでも、八千種以上いるといわれます。それらのうち、多くの種が、干潟や海底に穴を掘って棲みます。
 では、干潟や海底に棲む、細長い虫たちは、みな、ゴカイの仲間なのでしょうか?
 違います。海底や干潟には、ゴカイ類と似て、ゴカイ類ではない生き物が、とてもたくさん棲んでいます。それらのいくつかを、紹介してみましょう。
 ホシムシ(星虫)と呼ばれる動物がいます。専門的には、星口動物門【ほしくちどうぶつもん】というグループの生き物です。口の周りに、小さな触手が並んで、星形に見えることから、この名が付きました。全体的には、太くて短いミミズのような姿です。
 ユムシと呼ばれる動物もいます。ユムシ動物門【どうぶつもん】というグループに属するものたちです。ホシムシより、さらに太くて短いソーセージ状の姿をしています。
 ユムシ動物門の中に、ユムシという種名の種がいます。この種は、上等な釣り餌として知られます。釣り人には、コウジ、ルッツなどの名で呼ばれます。
 ギボシムシ(擬宝珠虫)と呼ばれる動物もいます。半索動物門【はんさくどうぶつもん】腸鰓綱【ちょうさいこう】に属するグループです。種によっては、体長1mに達するほど長くなります。体に沿って、長い切れ目(スリット)があるのが特徴です。
 上に挙げた生き物のうち、ホシムシとユムシとは、環形動物門と、近縁ではないかといわれます。ギボシムシは、とても遠縁のようです。これらの分類は、今もまだ、組みかえられている最中です。目立たない生き物でも、研究が続けられています。
図鑑には、ウミケムシ,イバラカンザシゴカイなどが掲載されています。ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、干潟に棲む生き物を取り上げています。また、干潟の生き物をよく食べる鳥類も、取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
長距離飛行のチャンピオン? シギとチドリ(2010/4/5)
シオマネキは、潮を招く?(2009/6/1)
目高蟹【めだかがに】とは、ツノメガニ?(2008/7/7)
などです。

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このページは、松沢千鶴が2013年11月18日 07:35に書いたブログ記事です。

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