満天の星、ドウダンツツジ

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 ドウダンツツジは、よく、庭や公園に植えられる植物です。かわいい釣鐘型の花を、見たことのある方は、多いでしょう。秋の紅葉も、美しいです。
 ツツジの名のとおり、ドウダンツツジは、ツツジ科の一種です。ツツジ科ドウダンツツジ属に属します。けれども、普通のツツジとは、花の形が違いますね。釣鐘型の花は、ドウダンツツジ属の特徴です。ドウダンツツジ、サラサドウダンなどの種が、そうです。
 サラサドウダンも、ドウダンツツジと並んで、よく栽培されます。ドウダンツツジの白い花に対して、サラサドウダンは、赤い筋模様の入った花を咲かせます。
 サラサドウダンを、ドウダンツツジの園芸品種だと思う方も、いるかも知れませんね。ドウダンツツジとサラサドウダンとは、もともと、別種同士です。どちらも、日本の山地に自生する種です。自然のままで、あのような美しい花を咲かせるのですね。
 じつは、野生のドウダンツツジにお目にかかるのは、少し難しいです。限られた山地にしか、分布しないからです。サラサドウダンも、この点は同じです。やはり、日本国内の、限られた範囲にしか、自生地がありません。
 ドウダンツツジは、明治時代から、観賞用に栽培されていたようです。ところが、自生地は、長い間、知られませんでした。外国産の種ではないかという意見があったほどです。一九一四年(大正三年)になって、国内で自生地が発見されました。
 おそらく、明治時代以前に、誰かがこっそり山から持ち出して、栽培して、広めたのでしょう。現代では、許されない行為です。が、当時のことですから、時効ですね。
 ドウダンツツジと言えば、難読漢字名でも、知られます。「満天星」と書いて、「どうだん」と読ませます。当て字も甚だしいですね(笑) この当て字は、中国語名に由来するといわれます。しかし、中国語の「満天星」が、ドウダンツツジを指すとは、限りません。
 中国語の「満天星」は、ドウダンツツジ以外に、いくつかの植物を指します。本来の「満天星」が、どの植物だったのかは、わかりません。でも、ドウダンツツジの白い玉のような花は、「満天星」の名にふさわしいと思います。
図鑑には、ドウダンツツジ,サラサドウダンなどが掲載されています。ぜひご利用下さい。


 過去の記事でも、ツツジ科の植物を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
ツツジとシャクナゲとは、どう違う?(2013/4/5)
これでも本名です、シャシャンボ(2012/7/20)
ブルーベリーは、一種じゃない?(2012/5/25)
ヒース? エリカ? エリカ属の植物たち(2012/1/13)
節分にアセビ(馬酔木)?(2008/1/28)
などです。

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このページは、松沢千鶴が2014年5月 9日 07:51に書いたブログ記事です。

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