日本固有の十二種の鳥たち

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 日本には、何種の鳥がいると思いますか? 一時的に滞在する旅鳥なども含めれば、五百種は下りません。この種の多さに、驚く方もいらっしゃるでしょうね。
 これらの日本の鳥たちのうち、日本でしか見られない鳥(日本固有種の鳥)は、何種いるでしょうか? 現時点では、十二種いるといわれています。「もっと多いのでは?」という説もありますが、とりあえず、ここでは、十二種を紹介しますね。
 それら十二種とは、アオゲラ、アカコッコ、アカヒゲ、アマミヤマシギ、カヤクグリ、キジ、セグロセキレイ、ノグチゲラ、メグロ、ヤマドリ、ヤンバルクイナ、ルリカケスです。この中で、一番有名なのは、キジでしょうね。日本の国鳥ですからね。
 これらの種名を見て、鳥の知識がある方なら、すぐ、気づくことがあるでしょう。島【しま】に棲む鳥が多いです。十二種のうち、七種が、島にだけ分布します。
 島に棲む固有種の鳥たちと、その分布域とを紹介しましょう。アカコッコ(伊豆諸島とトカラ列島)、アカヒゲ(奄美大島、種子島、徳之島など)、アマミヤマシギ(奄美諸島と沖縄諸島)、ノグチゲラ(沖縄本島のみ)、メグロ(母島など、小笠原諸島の一部)、ヤンバルクイナ(沖縄本島のみ)、ルリカケス(奄美大島、加計呂麻島、請島)です。
 なぜ、日本固有種には、島に棲むものが多いのでしょうか? 島は、隔離された環境だからです。鳥類に限らず、生き物は、隔離されて長い時間が経つと、新種に進化することが多いです。島の環境に、最も適応した種になるのですね。
 また、かつては広い範囲に分布していた種が、ほとんど絶滅してしまって、わずかに、島にだけ残る場合もあります。島には、強い敵や、食べ物などを奪い合う競争相手が、いないことが多いからです。そういう意味では、島は、恵まれた環境です。
 ところが、それが裏目に出ることもあります。何かの理由で、敵や競争相手になる生き物が、島に渡ってくると、島の在来種たちは、対抗する術を知りません。
 上記の島の固有種たち、七種の鳥たちは、すべて、絶滅が心配されています。人間が、島の環境を変えてしまったからです。人間の良識が、問われています。
図鑑には、メグロ ノグチゲラ アカコッコ などが掲載されています。


 過去の記事でも、日本固有種を取り上げています。よろしければ、以下の記事も御覧下さい。
決戦! モグラ界の勢力争い その2(2015/11/20)
日本固有種がいっぱい? ヤモリの仲間たち(2015/5/25)
山のヒバリ? イワヒバリの仲間たち(2014/10/6)
宮古島の生き物の謎(2013/7/1)
固有生物の宝庫、対馬【つしま】(2012/4/23)
などです。


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このページは、松沢千鶴が2016年1月 1日 07:27に書いたブログ記事です。

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